新着
◆とやま同人誌会の近況についてお知らせします。
令和6年度内に、歴史ある「裸人」が幕を閉じました。その一方で、しばらく当同人誌会から抜けていた「野の声」が再び仲間となってくれました。
今年の文学シンポジウムでは、挨拶代わりになるべく多くの作品を合評して、これからの互いの文芸活動の刺激にしようともくろんでいます。
このトピックでも「とやま同人誌会文学シンポジウム」のお知らせをしておきます。
★日時 令和7年11月9日(日) 13:30~17:00(総会13:00~14:00、講演14:00~15:30、合評会15:30~)
★講演 生田美秋氏(高志の国文学館事業部長、元世田谷文学館学芸部長)
演題「芥川賞・直木賞・本屋大賞―あなたはどの賞をめざしますか?」
富山県ゆかりの各賞受賞作家、高山羽根子『首里の馬』・伊予原新『藍を継ぐ海』・恩田陸『蜜蜂と遠雷』の三作家三作品の魅力をひもときつ
つ、表題三賞のそれぞれの特徴を探ります。
★合評会 合評作品
「夜道」(深井了「とやま文学」43号 ※初出「繋」号)
「山の家」(青澤直樹「野の声」51号)
「家」(内角秀人「繋」9号)
「空翔る魚」(舘利恵「素粒」22号)
「息子の定年退職」(和田恵子「千尋」14号)
「藍微塵」(藍崎万里子「空華」第22号)
「ここに食あり」「夏の少女」(ひすいみう「辰草」25号)
(文責白川)2025/10/09
過去
◆とやま同人誌会の近況についてお知らせします。
令和6年10月現在において、「檸檬」、「風紋」の二誌がその歴史に静かに幕を閉じ、いっぽうで新たに「空華」(くうげ)、「繋」(つなぐ)の二誌が仲間に加わりました。寂しさと嬉しさがないまぜになり、叫び出したいようなこの一年でした。
とやま同人誌会では年に一度〈文学シンポジウム〉を開催しています。総会・講演会を経て、同人誌仲間の作品を語り合う「合評会」をおこないます。今年は新たな仲間の「空華」「繋」からさっそく一作品ずつピックアップすることになりました。どんな読みが飛び交うのか、大きな期待とちょっぴり不安と、これまたないまぜになって、過呼吸になりそうです。更年期のせいかもしれません。
同人誌会の雑誌ではありませんが、「とやま文学」からも一作上げています。これは「とやま文学」掲載の小説作品は、その年度に発行した我々とやま同人誌会の七誌から選ぶことになっているからです。(そのいきさつは、話せば長くなるので割愛します。)
このトピックにおいて、合評作品のタイトルと作者名を記しておきます。
「ゆらゆら」(白川荘子「とやま文学」第42号※初出「素粒」第20号)
「おじこ」(藤野繁「繋」第6号)
「記号のカクテル」(藍崎万里子「空華」第20号)
「俺、シネマ」(篠原ちか子「素粒」第21号)
なかなかいいタイトルがそろったと思います。おそらく内容もかなり多様性に富んでいるはずです、このタイトルなら。(この項文責 白川)2024/10/