生涯学習センター等で行われていた主催講座や市民講座を、オンライン形式で行おうとする検討・取り組みが見られるようになりました。これまでの集合・対面形式の学習機会と併用して、制約が多い中でも学習機会を確保するものです。

 取り組みにあたっては、遠隔から参加する講師や受講者にとって、効果的な学習となる「しくみ」や「方法」、そして組織的な「運営」の検討が求められます。

 ここでは、今後の取り組みに向けたモデルサイトや試行的な取り組みの場を提供しています。

 多くの大学等では、コースや多彩なシラバスをもとに、講義の準備から学生の履修、修了評定までを組織的に行うために「学習管理システム」」が導入されています。

 社会教育・生涯学習関係機関においてもオンライン講座を組織的に開催し、講師や受講者にとって、学習の計画から修了までワンストップで利用することができるしくみとして、「学習管理システム」によって運営することが考えられます。

 学習管理システムは、専門事業者から有償で提供されるもののほか、無償で広く配布されるオープンソースと呼ばれるものがあります。

 ここでは、国内外の教育機関で広く利用されている無償のオープンソースを利用した「オンライン学習センター」のモデルサイトを構築するために参考となる情報を提供します。